中国人Amazon詐欺で140万円を騙し取られました

中国人Amazon詐欺で140万円を騙し取られました
ゼロ活メンバーのひとりが、中国人Amazon詐欺で140万円を騙し取られてしまいました。
被害者が一人でも減ることを祈って、この記事では中国人Amazon詐欺の実態を解説します。
今回はInstagramからのDMでしたが、おそらくTwitterやFacebookなどの別媒体でも同じ様な手口の詐欺があるのだろうと推測しています。
似た様なDMが届いた時はご注意ください。
またこの記事ではゼロ活メンバーが実際に詐欺事件に遭われた経験に基づいて解説していきますが、
中国人=悪い人と、全体を批判したいわけではありません。
アンチマーケティングをしているわけでもありません。
あくまでも、実体験に基づいた「事実」のみをこの記事でお伝えすると共に、一人でも被害者が減ることを目的とした記事になります。
※当該者から事実とは異なる部分に対して異議申し立てがあった場合は、この記事を修正(もしくは削除)することを予め記しておきます。
中国人Amazon詐欺の詳細
人物、団体名、口座情報、SNSアカウント
正直、人物名、団体名は全く分かりません。
当然っちゃ当然の話ですが、賢くないと詐欺は出来ませんから特定されない様にしているのでしょう。
しかし、その中でも知り得る情報はこの記事にまとめて行きますのでご参考にしていただけたらと存じます。
まず、振込先として指定して来たのはこの銀行口座です。
銀行名:みずほ銀行
支店名:新宿新都心支店
支店番号:209
口座番号:1823198
口座名義:TRAN THI HA TRANG
しかし、この「TRAN THI HA TRANG」という人物が主犯格かは分かりません。
何故なら、詐欺師が自分名義の銀行口座を使って詐欺行為をするでしょうか?
私の見解は、「TRAN THI HA TRANG」という人物はこの詐欺の主犯格ではなく、
弱みを握られてかお金に目が眩んでかは分かりませんが何かしらの理由で銀行口座を提供しただけに過ぎないと思います。
なので、「TRAN THI HA TRANG」という人物以外にこの詐欺の主犯格がいるのだと推測します。
Instagramのアカウント名:🥂💪 ✌️
アカウントID:isualbasico_
LINE名:みと
LINE名:Customer support0065
ここまでが今回の「中国人Amazon詐欺」に関与している人物たちの情報です。
中国人Amazon詐欺の概要
悪夢の始まりはInstagramでの1通のDMでした。
作業内容は「Amazonセラー(販売者)が指定した商品ページのトラフィックを向上させる」といった内容です。
ただ、真に受けないでくださいね。あくまでもお金を出させる為の理由付けに過ぎません。
主な活動場所はInstagram
中国人Amazon詐欺の主な活動場所はInstagramと推測しますが、しかし、
Twitter、Facebookなど他のSNS媒体でも同じ様に詐欺行為があるのだろうと思います。
なので、Instagramに限らず他のメディアでも同じ様なDMが来た時は注意してください。
中国人Amazon詐欺に遭った経緯
ゼロ活メンバーが今回「中国人Amazon詐欺」の被害に遭ってしまった経緯の詳細を解説します。
きっかけはInstagramでのDM
きっかけはInstagramでのDMでした。
Instagramを利用されている方はご注意ください。
また、Instagram以外のSNSでも同様の手口で詐欺が行われているだろうと予測出来ますので、合わせてご注意いただけたらと存じます。
LINE名は「みと」という女性
Instagramから来たDMに記載されているIDをLINE検索してみると「みと」という名の女性らしきアカウントに飛びました。
"女性らしき" というのは、写真は完全に綺麗な女性ですがこのアカウントはおそらく本人じゃないと思います。
いわゆる "飛ばしアカ" じゃないかなと推測します。
名前と写真を変えたり、そもそもアカウント自体を作り直してしまえば何度でも使いまわせますから、
「みと」という名前とこの顔だけに注意するのではなく、本質的な部分に注意していきましょう。
「Customer support0065」というLINEに繋がる
InstagramのDMから→「みと」というLINEアカウントへ飛び→「Customer support0065」というLINEアカウントへ飛ばされました。
基本的にこのLINEアカウントで作業指示が来て、その指示通りに行動していけば報酬が貰えるという構造のようです。
指示される内容は下記の通りです。
①商品のAmazonリンクが送られてくる
②指定された品数をカートに入れる
③カートに入れたらスクショを取り送る
④Amazonでは購入せずに、指定された銀行口座へ商品代金を入金
⑤報酬が上乗せされた金額が指定した銀行口座へ入金される
最初は¥22,580の便座(単発任務)
必ずしもこの商品からスタートするのかは分かりませんが、今回は22,580円の便座を指定されました。
①指定された22,580円の便座をカートに入れてスクショを取る
②そのスクショを相手へ送る
③Amazonでは購入せずに22,580円を相手が指定する口座へ入金する
④入金した22,580円に報酬が上乗せされて返ってくる
これだけの作業で1,806円のプラスになった様です。
¥52,396の米国旗(単発任務)
52,396円の米国旗で4,715円のプラスが出ました。
便座で出た利益1,806円を足すと、この時点で合計6,521円の利益です。
¥31,482の電灯(単発任務)
31,482円の電灯で2,518円のプラスが出ました。
便座、米国旗で出た利益6,521円を足すとこの時点で合計9,039円の利益になりました。
¥65,151の釣竿(連続任務1/3)
この辺りから雲行きが怪しくなってきます。
というのも、ここまでは単発任務だけだったのが、ここからは連続任務になります。
単発任務とは1回毎に返金されるミッションのことで、連続任務は計3回のミッションを終えなければ返金されないという仕様です。
連続任務1/3が完了したので次のミッションが来ます。
ちなみに連続任務は3部構成になっていることは事前に通告されていますが、送られてくる商品URLの金額は事前に分からない仕様になっています。
¥113,080の一体型PC(連続任務2/3)
連続任務2/3が完了したので次が最後のミッション(のはず)です。
¥1,141,964のオフィスチェア(連続任務3/3)
連続任務3/3は、285,491円のオフィスチェア×4個でした。
合計金額は1,141,964円です。
ちなみにこのミッションをクリアしなければ次に進むことも出来ませんし、返金もされません。
クリア出来れば158,423円の利益になる予定です。(本当か嘘かは別として)
さて、連続任務3/3が完了しました。
これで入金した金額に報酬分が上乗せされて返金されるはずです。
しかし、ここで思いも寄らない事態へと発展していきます。
¥62,347のPCケース(スパート任務1/3)
なんと、連続任務を完了するまでの時間が余りにも長かった為に「システムが凍結して返金が出来ない」というのです。
ちなみに何のシステムかは不明。やり取りを全て読みましたが私の頭では理解出来ませんでした。
連続任務で既に入金している1,320,195円を返金してもらう為には、3部構成のスパート任務を完了しなければシステムの凍結を解除出来ないから返金も出来ないというのです。
この時点ではスパート任務が3部構成ということだけが分かっており、指示される商品の金額は分かりません。
Amazonリンクが送られて来て初めて商品の金額が分かるのです。
スパート任務1/3が完了したので次のミッションが指示されます。
¥183,029のベッド(スパート任務2/3)
スパート任務2/3で指定されたAmazonリンクは183,029円のベッドでした。
しかしここで、今回の被害者が資金ショートし継続が困難となります。
あちらの言い分としては「あくまでもスパート任務を3/3まで完了しなければシステムの凍結を解除出来ず返金も出来ない」ということです。
私の見解は下記です。
まず「システム」が何なのか分からない
スパート任務を3/3まで完了すればシステム凍結を解除出来るというロジックも分からない
「どこが利益になっているのか?」が不明確
あなたがお勤めの会社でも、アルバイトでも、お給料(報酬)を頂くということはそれ以上の売上があるから報酬が出せるのですよね?
当然です。
ゼロ活では放置FX(PAMM)を扱っていますが、皆様から初期費用も、継続費用も、成果報酬も1円足りとも頂いておりません。法律的に報酬を頂けないからです。
だから皆様に対しては完全に無料でやっています。
なのでよくこんなことを聞かれます。「どこで利益を出しているんですか?」と。
我々は証券会社から広告料を頂いているので、皆様から初期費用、継続費用、成果報酬を頂かずとも利益を取れる仕組みになっているからこそビジネスが成り立っています。
この様に、売上が無ければ利益は出ません。利益が無ければ報酬も出せません。当たり前です。
そう考えた時に、今回のこの中国人Amazon詐欺における報酬形態が全く理解出来ないのです。どこが中国人の利益になっているのか。
例えば最初は22,580円の便座でした。
そして作業者の利益が1,806円なので合算した24,386円が銀行振込で返金されています。
これでは単に中国人側が1,806円と振り込み手数料分を損しているだけです。
「Amazonセラー(販売者)が指定した商品ページのトラフィックを向上させる」
という目的を最初に提示されていますが、これも意味不明です。
PVやページの滞在時間を伸ばしたいだけならURLをクリックしてもらうだけでOKなはず。
そして、Amazonセラーの売上を伸ばしたいなら、指定されたAmazonの商品ページから購入すれば良い。
何故、中国人が指定して来た個人の銀行口座へ直接入金しなければいけないのか?
ここが全く理解出来ませんでした。
対処法は「示談」「裁判」「被害届」
一番確実な方法は「未然に防ぐ」です。
なので、この様な詐欺被害に遭われない様にご注意ください。
ご自身だけで判断出来ない案件であれば、ゼロ活へお問合せいただければ我々の知識と経験をお貸しすることも可能です。
しかし、既に詐欺被害に遭われてしまった場合は対処していくしかありません。
詐欺被害における対処はいくつかあるので、対処法をここにまとめておきます。
返金してもらうことが目的なら「示談」
対処法はいくつかありますが、どんな対処をしていくかは「目的」によって変わります。
目的が「返金」なら、示談しかありません。
今回は銀行間取引なので、銀行の窓口へ行けば「組み戻し」という制度があります。
組み戻しとは何かというと、「送金先を間違えてしまったり、詐欺被害に遭った際に、振り込んだお金を自分の口座へ戻してくれる」という制度です。
しかしこの組み戻しには強制力が無いので、相手はこの申請を拒否する権限があります。
拒否されれば当然お金は返って来ませんから、必ず返金されるといった便利なものではありません。
成功事例としては、バカラ投資詐欺で十数万円の被害に遭われた方がこの組み戻しという制度を使って全額返って来ました。
相手は何故全額返金に対応したのか?という疑問があると思いますが、
①全額返金して穏便に済ませる。
②被害届を出され刑事沙汰になることを承知で返金拒否する。
これらを天秤に掛けた結果、全額返金することを選択されたのでしょう。(そもそも詐欺なんてやるなって話ですが)
強制力は無いので必ず返金される訳ではないですが、全額返金された事例もあるので、示談において組み戻しは一つの有効手段といえます。
弁護士を雇って裁判
対処法の一つとしては訴訟し「裁判をする」という方法もあります。
自分で自身を弁護出来れば話は別ですが、基本的には弁護士を雇うことになるでしょう。
弁護士を雇うとなると弁護士費用がかかるので、140万円程度の被害金額ですと寧ろ140万円以上に費用がかさむ場合があります。
なので、現実的とはいえないかもしれません。
弁護士費用に関しては別記事にまとめているので、興味があればこちらを参考にしてください。
弁護士事務所や担当弁護士によって費用はピンキリなので、弁護士費用を掛けてでも被害金額を取り戻したい場合は訴訟することも一つの選択です。
警察に被害届を出す
警察に被害届を出すというのも一つの手段です。
ただ、この場合は「目的」が大きく違って来ます。
示談、裁判(民事)は、目的が「返金」の場合の対処法でした。
一方で、警察に被害届を出して事件化すると、返金の望みは断たれます。
あくまでも「返金」が目的ならば、示談か裁判しかありません。
逆に、「刑務所にぶち込む」ことが目的ならば、被害届を出して事件化するのも一つの手段です。
詐欺られた実体験があればお問合せください
詐欺被害に遭われてしまったという実体験をお持ちの方は、この様に記事にさせていただいても良ければ詳細と共にお問い合わせください。
あなたの勇気ある一歩が、これ以上詐欺被害者を出さないことへ繋がります。
まとめ
今回は、ゼロ活メンバーの一人が中国人Amazon詐欺で140万円を失いました。
詐欺内容は、
①商品のAmazonリンクが送られてくる
②商品を指定数カートに入れてスクショを取り相手に送る
③Amazonページでは購入せずに指定された個人口座へ入金
④入金が完了したら直ぐに返金される(実際には返金されない)
振込先として指定される口座の名義は「TRAN THI HA TRANG」という人物ですが、おそらく主犯格ではなく、単に口座を提供しているだけの人だと思われます。
今回はInstagramでDMが来たことが発端でしたが、おそらくTwitterやFacebookなど他のSNSでも同様の手口で詐欺が行われているだろうと推測します。
なので、詐欺被害に遭わない様にご注意いただけたらと存じます。
「一攫千金」ではなく、コツコツと着実に資産を増やして行くことを望まれる方はこちらの記事も参考にしてみてください。